みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。
セルフコンパッションとは自分に対する思いやりのことです。
前回はセルフコンパッションについてざっくりと紹介しました。
https://cbt-yoga.com/2019/06/14/self-compassion/
今回はセルフコンパッションと弱点克服について紹介します。
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Contents
セルフコンパッションが高い人の特徴
セルフコンパッションが高い人には以下の特徴があります。
1.自分の失敗を責めすぎず、寛容。
2.人は誰でも失敗すると受け入れる
3.目標達成できないときに、マイナス感情に支配されずバランスが取れる。
4.自己改善のモチベーションが高い
5.オーセンティシティ自分を偽らない傾向が高い
セルフコンパッションを高めることで、自己改善のモチベーションが高くなります。
つまり、弱点克服へのやる気がUPし、結果的に克服へと繋がりやすくなります。
自分の限界や苦手について知ること
自分の強みを意識することは大切。
しかし、自分の限界や苦手について知ることはもっと大切。限界が分かることで、無理をしすぎないし、適切なペース配分ができる。
苦手なことに目を向け、しっかりと理解することで、上手に避けたり、対処することができる。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月14日
自分の強みを意識することは大切です。
しかし、自分の限界や苦手について知ることはもっと大切です。
限界が分かることで、無理をしすぎないし、適切なペース配分ができます。
苦手なことに目を向け、しっかりと理解することで、上手に避けたり、対処することができます。
苦手なことに目を向ける際に「評価はしない」こと
ここで、苦手なことに目を向ける際に「評価はしない」ことがポイントです。
評価とは、「良い」「悪い」と判断することです。
弱点があるからダメだ・・・と目を向けて考えるのではなく、「弱点がある」という事実を良い・悪いは関係なしに、事実として受け入れることです。
例えば、「私は背が低い」です。
これは紛れも無い事実です。背が低いからダメだ、背が低いから良いと考えず、「背が低い」という事実をそのまま受け入れます。
自分の苦手を「見ないようにする」ことはおすすめできない
自分の苦手を「隠そう」「見ないようにしよう」とすることは、あまり上手な対処法ではない。
目を向けないと、苦手を補う方法や適切な対処法が考えられないし、
隠せば隠すほど、周囲が気づいた時点でマイナスの評価につながりやすい。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月14日
自分の苦手を「隠そう」「見ないようにしよう」とすることは、あまり上手な対処法ではありません。
まず、しっかりと目を向けないと、苦手を補う方法や適切な対処法が考えられないです。
自分に「思いやりのある言葉かけ」をすること
それでは、良し悪し判断せず弱点に目を向けた後、「自分に思いやりのある言葉かけ」をします。
弱点を弱点だと思っているということは、弱点に対してネガティブな感情が伴っているケースがほとんどです。
「弱点があって、それは必ずしも悪いものでは無いけれど、落ち込んでしまうこともあるよね」と「不安になるのは当然だよ」と声かけをしていきます。
例えば、「背が低いことは悪いことでは無いけれど、時に自分が嫌になるね。」「背が低い人はみんなそのことを気にするものだよ」と声をかけます。
これだけ?と思うけど、バカにならない・・・
セルフコンパッションの手順はこれだけです。
・良し悪し判断せずに目を向ける
・自分に思いやりを持つ
・「みんなそう」「人間だもの」の精神
3つのポイントから自分自身に声かけをしていくことを繰り返します。
自分自身、弱点を克服したいと思っているけどできないということは、モチベーションはある、やる気はあるけれど、ネガティブな感情が伴っているため「目を向けられない」「自分が許せない」「前に進めない」状態であるケースが多いです。
そのネガティブな感情の部分を自分自身でケアしてあげることで、本来あるモチベーションをそのまま活かすことができます。
それでは、またセルフコンパッションについて紹介します。
本日は以上です。