セルフコンパッション

自己肯定感とセルフコンパッションについて

みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。

本日は自己肯定感について紹介します。

自分は自己肯定感が引くのでは?と感じている方は多いかなと思います。言葉の微妙な違いですが、自己肯定感とか自己効力感、自尊心、自身、自分への思いやり(セルフコンパッション)など、自己に関する言葉はたくさんあります。

自己肯定感について色々と考えていることをツイートしていたので、今回の記事でまとめていきたいと思います。

自己肯定感を高める方法

自己肯定感を高める方法はいろいろありますが、以下はよく言われている方法です。

1.うまくできていることを見つける
2.自分にとって大切な能力を高める
3.小さな目標を作って実行する

自己肯定感について

自己肯定感はとても大切です。

自己肯定感が高いと自信にも繋がりますし、前に進むためのエネルギーになります。一歩踏み出す勇気にもなります。

そして、安定した自分でいるためにも必要なことです。しかし、自己肯定感だけじゃ足りないのでは?と感じるようになりました。

何かをやっている自分…肯定できる自分…
他人より、過去より、前に進んでいる自分…

自己肯定感について考えるとき、そんなポジティブな面ばかりを探していませんか?

しかし・・・現実には必ずネガティブな部分があります。

自己肯定感だけでは足りないとき

自己肯定感はとても大切だけど、それだけじゃ足りなくて、

安定した自分を手に入れるためには、

セルフコンパッション(自分への思いやり)が合わせて必要なのでは?と考えています。

セルフコンパッションの、自分のネガティブな面も含めてありのまま受け入れるという要素こそ、安定した自己につながるのでは?と思います。

自己肯定感は後から高まるもの

自己肯定感が高いから、目標を達成できるわけではないです。

目標を達成した結果、自己肯定感が高くなります。

原因ではなく結果。

はじめから自己肯定感が高いひとはいないです。

自己肯定感は時に評価が含まれる

自己肯定感は時に評価が含まれます。

他人と比べたり、過去の自分と比べたり、なにかと比較して、良い部分を探したり、前に進んでいる部分を探したり、評価できる部分を探そうとしてしまう場合です。

これだと、何かをしていなくちゃ自分を肯定できないかなと思います。

それはとても無理があるし、いつか疲れてしまいます。

何も無い自分だと、ネガティブな自分だと肯定できなくなってしまいます。

そうすると、自分の中の肯定できないようなネガティブな部分を見ないようにしてしまうことがあります。でも、心のどこかで気付いています。

また、押し込めることで増幅したり、ほかの感情が出たり、症状が出たり、反動が来てしまう場合もあります。

気づいてるものを無視することは、あまり良い対処法ではないです。

でも、押し込めちゃう時もあります。

押し込めて圧倒されてしまったときは、分類したり、名前をつけたり、取れる対処法を取ります。

他人に承認してもらうこと

他人に承認してもらうことで、自己肯定感を得る方法も難しいです。

もしも他人が、ずーっと寄り添って、ずーっと変わらないで自分を承認して肯定してくれれば、安定していられるかもしれません。

でも、人も環境も変わっていきます。ずーっと承認してくれることは難しいと思います。いずれズレが生まれる。その時に、自己肯定感が得られなくなり、自分が不安定になってしまう。

自分の肯定感なのに、自分ではないものに依存してしまっている状態です。他人からの承認に自分の肯定感が振り回され、自分でコントロールできていない状態です。

やはり自分で自分を安定できるように、自分のネガティブも含めて受け入れられるように、セルフコンパッションの要素も必要かなと考えています。

それでは!