みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。
本日は自己肯定感について紹介します。
自分は自己肯定感が引くのでは?と感じている方は多いかなと思います。言葉の微妙な違いですが、自己肯定感とか自己効力感、自尊心、自身、自分への思いやり(セルフコンパッション)など、自己に関する言葉はたくさんあります。
自己肯定感について色々と考えていることをツイートしていたので、今回の記事でまとめていきたいと思います。
自己肯定感を高める方法
自己肯定感を高める方法
1.うまくできていることを見つける
2.自分にとって大切な能力を高める
3.小さな目標を作って実行する自己肯定感はとても大切。
でも、ときに自己判断だけでなく、他者との比較や、他者からどう見られているかも判断基準に入ってしまうから注意。
— 心理カウンセラーゆり⭐️(臨床心理士/公認心理師) (@counselor_yuri) July 27, 2019
自己肯定感を高める方法はいろいろありますが、以下はよく言われている方法です。
1.うまくできていることを見つける
2.自分にとって大切な能力を高める
3.小さな目標を作って実行する
自己肯定感について
自己肯定感はとても大切。
前に進むためのエネルギーになる。一歩踏み出す勇気となる。
安定した自分でいるためにも必要なこと。でも、それだけじゃ足りないと気づいた。
何かをやっている自分…
他人より、過去より、前に進んでいる自分…でも、現実は必ずネガティブな部分がある。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月24日
自己肯定感はとても大切です。
自己肯定感が高いと自信にも繋がりますし、前に進むためのエネルギーになります。一歩踏み出す勇気にもなります。
そして、安定した自分でいるためにも必要なことです。しかし、自己肯定感だけじゃ足りないのでは?と感じるようになりました。
何かをやっている自分…肯定できる自分…
他人より、過去より、前に進んでいる自分…
自己肯定感について考えるとき、そんなポジティブな面ばかりを探していませんか?
しかし・・・現実には必ずネガティブな部分があります。
自己肯定感だけでは足りないとき
自己肯定感はとても大切だけど、それだけじゃ足りなくて、
安定した自分を手に入れるためには、
セルフコンパッション自分への思いやりが合わせて必要だった。
こんなことかと思いきや、こんなに大きなことかと驚愕した。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月24日
自己肯定感はとても大切だけど、それだけじゃ足りなくて、
安定した自分を手に入れるためには、
セルフコンパッション(自分への思いやり)が合わせて必要なのでは?と考えています。
セルフコンパッションの、自分のネガティブな面も含めてありのまま受け入れるという要素こそ、安定した自己につながるのでは?と思います。
自己肯定感は後から高まるもの
自己肯定感が高いから、目標を達成できるわけではない。
目標を達成した結果、自己肯定感が高くなる。
原因ではなく結果。
はじめから自己肯定感が高いひとはいない。
— 心理カウンセラーゆり⭐︎(臨床心理士/公認心理師) (@counselor_yuri) July 27, 2019
自己肯定感が高いから、目標を達成できるわけではないです。
目標を達成した結果、自己肯定感が高くなります。
原因ではなく結果。
はじめから自己肯定感が高いひとはいないです。
自己肯定感は時に評価が含まれる
自己肯定感は評価が含まれる。
他人と比べたり、過去の自分と比べたり、なにかと比較して、良い部分を探す。前に進んでいる部分を探す。
これだと、何かをしていなくちゃ自分を肯定できない。とても無理があるし、いつか疲れてしまう。
何も無い自分だと、ネガティブな自分だと肯定できなくなる。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月24日
自己肯定感は時に評価が含まれます。
他人と比べたり、過去の自分と比べたり、なにかと比較して、良い部分を探したり、前に進んでいる部分を探したり、評価できる部分を探そうとしてしまう場合です。
これだと、何かをしていなくちゃ自分を肯定できないかなと思います。
それはとても無理があるし、いつか疲れてしまいます。
何も無い自分だと、ネガティブな自分だと肯定できなくなってしまいます。
そうすると、ネガティブな部分を見ないようにする。でも、どこかで気付いてる。
押し込めることで増幅したり、ほかの感情が出たり、症状が出たり、反動が来てしまう。
気づいてるものを無視することは、あまり良い対処法ではない。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月24日
そうすると、自分の中の肯定できないようなネガティブな部分を見ないようにしてしまうことがあります。でも、心のどこかで気付いています。
また、押し込めることで増幅したり、ほかの感情が出たり、症状が出たり、反動が来てしまう場合もあります。
気づいてるものを無視することは、あまり良い対処法ではないです。
押し込めようとした感情は、
ほかの感情も活性化して正体がわからないくらいにぐるぐると混ざり合う。見ないようににした感情は、
自分が気づかないうちにどんどんと大きく膨れ上がる。そして、ストレスがかかったときに、溢れ出て、私たちはただただ圧倒される、飲み込まれてしまう。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月24日
でも、押し込めちゃう時もあります。
得体の知れない塊に、
目を向け、得体の知れない塊を、
分類して、名前をつけていく。苦しい作業だけど、外在化することで、距離が取れる。巻き込まれにくくなる。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月24日
押し込めて圧倒されてしまったときは、分類したり、名前をつけたり、取れる対処法を取ります。
他人に承認してもらうこと
他人に承認してもらうことで、自己肯定感を得る方法も難しい。
ずーっと寄り添って、変わらないで肯定してくれれば、安定していられる。
でも、人も環境も変わっていく。
自分の肯定感なのに、自分ではないものに依存してしまっている。自分でコントロールできていない状態。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年6月24日
他人に承認してもらうことで、自己肯定感を得る方法も難しいです。
もしも他人が、ずーっと寄り添って、ずーっと変わらないで自分を承認して肯定してくれれば、安定していられるかもしれません。
でも、人も環境も変わっていきます。ずーっと承認してくれることは難しいと思います。いずれズレが生まれる。その時に、自己肯定感が得られなくなり、自分が不安定になってしまう。
自分の肯定感なのに、自分ではないものに依存してしまっている状態です。他人からの承認に自分の肯定感が振り回され、自分でコントロールできていない状態です。
やはり自分で自分を安定できるように、自分のネガティブも含めて受け入れられるように、セルフコンパッションの要素も必要かなと考えています。
それでは!