ヨガ・瞑想

腹式呼吸は最強のストレス対処法「副交感神経を高める」

みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。

本日は腹式呼吸についてまとめていきたいと思います。

腹式呼吸は手軽で最強のストレス対処法です。お金もかからず、場所も選ばす、いつでもどんな時でもできます。

そんな腹式呼吸がなぜ万能なのか紹介していきたいと思います。

まとめ:腹式呼吸をすすめる理由とは?

・呼吸は観察もしやすいし、コントロールしやすい便利なもの。

・呼吸をコントロールすることで自律神経を整えることができる。

・腹式呼吸により、副交感神経が優位になる。

・ポイント
横隔膜をしっかりと動かすこと
吸う方より吐く方を長くすること

呼吸になぜ注目するのか?


呼吸は、24時間絶え間なく続いています。そして、その時々に深さや長さが変化します。絶え間なく続き、変化するということは、観察するのにぴったりな存在です。

呼吸は、無意識でも意識的にも行える珍しい生理機能です。
ほっといても勝手に呼吸は続くし、意識的にコントロールしようと思えば、いつでもコントロールできる。世にも珍しい存在です。

呼吸の活用法とは?

呼吸の活用法はたくさんあります。

観察しやすい

24時間続く呼吸は、観察するのぴったり。自分の考えや気持ちよりも、呼吸の方が観察しやすい、気付きやすいです。モニタリングの練習として呼吸からスタートし、呼吸を観察することでメタ認知が鍛えられます。

呼吸で自律神経をコントロール

呼吸の仕方を変えることで、体や、脳をコントロールできることが科学的に解明されつつあります。腹式呼吸で吐く方を長く、意識することで、副交感神経が優位になります。

ポイントはちゃんと横隔膜を動かすこと。

副交感神経が優位になるとどんな効果があるの?

副交感神経が優位になると、緊張緩和、胃腸の機能アップ、気持ちが落ち着くなど、様々な効果があります。

呼吸は、常にそこにあるし、お金も手間もかからなくて簡単便利です。

腹式呼吸とは、どんな呼吸法なの?

腹式呼吸は、横隔膜を上下させる深い呼吸です。

横隔膜(おうかくまくthoracic diaphragm)は、呼吸運動に関する筋肉の1つ。胸腔腹腔の境界にある筋板のこと。by wiki

横隔膜と自律神経は関係が深く、横隔膜をしっかり動かすことで自律神経のバランスが整い、副交感神経優位になります。

一方、胸式呼吸は、胸や肩周りだけの浅い呼吸です。交感神経が高まると胸式呼吸になりやすいです。

腹式呼吸でおなかが膨れるのは何故

腹式呼吸も胸式呼吸も空気は肺に入ります。それなのに、お腹が膨らむのは謎ですよね。

腹式呼吸は横隔膜を上下させて肺を広げ、胸式呼吸は胸を広げて肺に空気を入れます。

単純に言うと、腹式呼吸では、横隔膜が下がることで、お腹の中身がつき出されお腹が膨らみます。