ヨガ・瞑想

ヨガ「心と体のつながりについて」

みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。

本日は心と身体のつながりについて、ヨガに関連するツイートをまとめました。

心と身体のつながりとは?

よく「心と身体のつながり」と言いますが、抽象的に感じられ「具体的にどこ?」って思うので、文献眺めつつ考えてみました。

心は認知(考え)をメインで指していると思いますが、感情を指すことも多いようです。

個人的には感情は身体反応と認知が合わさったものかと思いますが・・・・心理学の世界で長年に色々と繰り広げられているので、認知か身体反応かは保留にしたいと思います。

身体は、だいたい自律神経系やホルモン系と関連する身体反応を指しています。心臓ドキドキ、呼吸、汗、痛み、だるさ重さ、睡眠とかです。

つまり、心(認知や感情)と身体反応のつながりのことを指しているのかなと思います。

心と身体のつながりが悪い時

心と体のつながりが悪いとはどのようなことでしょうか?

例えば、「疲れを感じないようにする」とか、「感情を押し込める」とかを指しているかと推測されます。身体は疲れているのに、「疲れていない」と考えること。感情を押し込めてうまく感じられない、そして代わりに身体反応が出ていること。

本来は感情と認知と身体反応は相互に影響し合います。しかし、感情や身体反応に対して私たちは脅威に感じること(辛いもの)が多く、否認したり否定したりします。意識的にも無意識的にも。

心と身体がうまく連携していない、もしくは過剰に連動しているなど、スムーズなやり取りができていない状態かなと思います。

そんな時、私たちはどんな行動を取るのでしょうか?

過度に刺激があるような、対処行動を取ってしまうことがあります。

例えば、やけ食い、衝動買い、アルコールとか、身体を傷つけちゃうこととか。感情や身体反応をうまくコントロールできてない感覚があると、行動で過剰にコントロールを取ろうとするのか。

HRV(心拍変動)は、ストレスとの関係がある

身体反応と感情や認知のつながりについては研究が進んでいます。

HRV(心拍変動)は、ストレスとの関係があると考えられており、自律神経の変化を測定する指標になっています。

心拍変動は、脈と脈の間隔の変化のことです。

脈って、一定ではなく、運動したら早くなったり、ゆったりしている時は遅くなったりします。そんな脈と脈の間隔の変化のことです。

心拍変動を上げると不安やストレスが軽減する

心拍変動とストレスは関連がありますので、心拍変動をコントロールすることでストレスをコントロールすることができます。

具体的には、心拍変動を上げることが不安やストレスを軽減することが分かってきています。

心拍変動はゆらぐのが普通であり、ストレス時はゆらぎが小さくなります。私のイメージでは、ゆらぐ方が良くない気がしてしまうのですが、ゆらぐのが普通なんですね。

そして、ゆっくりとしたリズム良い呼吸によって、心拍変動を上げることができます。

リズムが規則正しい呼吸→心拍変動が上がる→ストレスが低減

ちなみに、アメリカ海軍でも規則正しい呼吸法が採用されているそうです。

ヨガは心と身体をつなぐもの

ネパールのヨガの先生は、「ヨガは心と身体をつなぐもの」と教えてくれました。

つらい体験やストレスで感情や身体感覚など、心や身体を切り離す対処法を取った場合もあります。その時は必要だったから、身を守る手段だったから。対処法として、心と身体を切り離し、うまく戻らなくなった場合です。

再び繋いでも良いなと思うのでしたら、ヨガを取り組むという方法もあるかと思います。