セルフコンパッション

誰かを許すことについて「他者へのコンパッション」

みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。

本日は「許せない相手がいる時」のことをまとめました。

無理に許す必要はない

どうしても許せない相手がいるとき、無理に許そうとしたり、許せない自分を責める必要はないです。

許しには心の準備が必要で、時期があります。急ぐものではない。

あんなに許せないと思っていたのに、もしかしたら、もうそろそろいいのかも…と、ふわっと浮かんでくる瞬間もある。気づいたらもうどうでもよくなる場合もある。

時期は大切。

心の準備が整ったら

もし、心の準備が整ったら、もういいのかもと感じたら、

相手が取った行動の原因や状況を相手の視点から考えてみる方法があります。

少しだけ、怒りや憎しみが小さくなるかもしれない。

もしも感情が大きく波立つなら、時期はまだかもしれない。

やっぱり、急ぐ必要はないです。

相手を許すことは、相手と関わりを持つことではない

相手を許すことは、相手と関わりを持つことではないです。

物理的な距離があるからこそ、自分の心を守れることがあります。

物理的な距離があるからこそ、そこそこな関係を保てる場合もあります。

許したからといって、相手と接触する必要はないし、接触するかは別の話です。

自分への想いと、誰かへの想いがつながっているとき

自分への想いと、誰かへの想いがつながっているときがあります。

誰かを許せないときに、誰かを許すことは置いておいて、

自分自身を許したり、認めたり、思いやることで、他人への想いが変わることもあります。

自分の欠点を許せたら、他人の失敗も許せるようになったり…

 

自分へのこと、他人へのこと、何かが反射していることもある。

他人へのことが難しいと感じたら、まずは自分自身に目を向けて、自分自身を許すことから始めても良いかもしれません。

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