認知行動療法

自己イメージや他者評価について

みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。

本日は「自己イメージや他者評価について」のツイートをまとめました。

自己イメージについて

みなさんはどんな自己イメージを持っていますか?
自己イメージとは、「自分について、抱いているイメージ」のことです。

そして、現実の自分と、自分自身が考える自己イメージは異なる場合が多いものです。自分自身に対して「つまらない人間だ」と考えていても、外側から見たら個性的でユーモアのある人物と評価されている場合もあります。

私たちは自己イメージを現実の自分自身だと考えやすいです。

自分はダメな人間だとイメージを持っている場合は、実際の自分はいつもダメなんだと考えやすくなります。しかし、現実は、いつもダメなわけではない場合が多いと思います。

自己イメージが揺らぐような出来事があると、たとえ現実の自分に影響がなくとも、大きく動揺してしまいます。

他者の考えに重きを置くのは注意が必要

自己イメージも大切ですが、他者からのイメージを気にする方も多いと思います。

自己イメージを作り上げる際に、他者からの評価が大きく影響する場合もあります。

「みんなからどう思われているのかな…どう見られているのかな…」という、他者の考えに重きを置くのは注意が必要です。

「みんな」って誰でしょうか?

顔も名前もない他者の考えは、曖昧で、根拠がないし、正解もないです。

大切な自分のことが、時と場所で変化するような、答えがあるようで、無いものに振り回されてしまいます。

バランスが大切

自分のことや、他人のこと、
どちらかに意識が向きすぎるとバランスが崩れてしまいます。

欠点ばかり見えて落ち込んだり、どう思われてるのか不安になったり。

意識が向きすぎた結果、ネガティブな感情が強くなる。

バランスが大切です。

私たちは常に変化する

現実の自分は、うまくできるときも失敗するときもあります。体調がよいときも悪いときもあります。

いつも同じとは限らず、変化しています。

成功や失敗も、一時的な通過点に過ぎません。

それだけで自分自身が定義されたり、価値が決まるわけではないです。

変化するものなので、一つ一つのイメージや考えを意識せず、受け流すことも大切です。