みなさん、こんばんは。
臨床心理士のゆり(@counseler_yuri)です。
本日は、ぐるぐる思考と関連するDMN回路について紹介します。
DMN回路とは、脳の中にある回路のことです。
デフォルト・モード・ネットワーク
DMN回路:Default Mode Network
人間の脳みそには様々なネットワーク回路があります。脳の一部の部位だけが働いているのではなく、様々な部位が連携して働いています。
DMN回路は、「ぼんやりとしているとき」に働くネットワークです。
そんなときに、ネットワークが活性化するの?と驚くかもしれません。
DMN回路何もしていないような、ぼんやりと過去のことを思いだしたり、未来のことを考えているときに働きます。この状態を「脳のアイドリング」と呼ぶ場合もあります。このぼんやり時間の間に、過去の整理をし、未来の予測をするのですが、過剰になると、ぐるぐる思考になってしまったり、不安に捉われたりすることが分かってきました。
つまり、DMN回路が過剰に働いていると、ぐるぐる思考につながりやすいというわけです。
ぐるぐる思考と関連するDMN回路には瞑想が効く
fMRIによる瞑想研究🧠
脳の活動を調べた研究により、瞑想時はぐるぐる思考と関連するDMNデフォルトモードネットワークの活動が低下することが分かった。
つまり、ぐるぐる思考が減り、心が平静になるということ。
— ゆり@心理カウンセラー(臨床心理士&公認心理師) (@counselor_yuri) 2019年5月31日
fMRI(磁気共鳴画像装置)による瞑想の研究により、瞑想がDMN回路(デフォルトモードネットワーク)の活動が低下することが分かっています。
特に身体全体に意識を向けていくような瞑想が良いとのことなので、ボディスキャンがおすすめかもしれません。
ぐるぐる思考を瞑想で鎮めよう
https://cbt-yoga.com/2019/06/04/guruguru-thinking/
ぐるぐる思考は恐ろしいもの。うつの原因にもなります。
日頃からこまめに瞑想をして、DMN回路を低下させることでうつ予防になるかもしれません。
また、うつの症状としてぐるぐる思考が起きている場合は、ぐるぐる思考が減り、気持ちが落ち着くことでうつ症状の軽減へとつながるかと思います。
それでは、今日はこれで終わりです。
参考文献
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